2021年01月29日 | |
デンカ、水力発電「新青海川発電所」送電開始 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:デンカ |
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デンカは29日、新潟県糸魚川市内に竣工した自家水力発電所「新青海川発電所」が同日、送電を開始したと発表した。最大出力 8,100kW。総工費約100億円をかけて完成した。 同社が新青海川発電所の建設を決めたのは2014年だった。自然災害に強い発電所にしようと、最新の遠隔操作機能を導入し、6年の工期をかけて高強度設備を完成した。 同発電所の稼働により年間約13,000t のCO2 排出量削減に貢献する。 発電した電力はFIT 制度のもと約20年間電力会社へ販売した後に自家電力として使用する計画だ。 同社は現在、自社水力発電所を新青海川発電所を含めて姫川流域、青海川流域に計16カ所保有している。 合計すると最大出力12.6 万kW、約17万世帯分の電力消費規模となり、民間企業としては国内屈指のスケール。 さらに、北陸電力との共同出資会社、黒部川電力を通じて「新姫川第六発電所」(2022年4月送電開始予定)の建設も進めている。自家水力発電所合計の最大出力は14.0 万kW、年間約22,000tのCO2 排出量削減に貢献する。 当社は、2050 年までのカーボンニュートラル実現に向けてクリーンエネルギーのさらなる利用拡大を図っていく方針だ。 【 新青海川発電所の概要 】 (1)名 称 :新青海川発電所 (2)設置場所 :新潟県糸魚川市内 (3)最大出力 :8,100kW (4)投資金額 :約100 億円 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1611898441.pdf |