2021年02月01日
北大など、脊椎関連疾患の新規治療法 開発へ
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

北海道大学 大学院 医学研究院と、PuREC(本社:島根県出雲市、小林 祥泰社長)および持田製薬の3者は1日、脊椎関連疾患に対する新規治療についての共同研究を開始したと発表した。

同研究で北海道大学は、脊椎関連疾患に対する新規治療について、品質、安全性および有効性に係る非臨床試験を実施する。PuREC は間葉系幹細胞をヒト骨髄液から高純度に精製分離する方法を確立しており、今回この方法で製造したヒト骨髄由来の高純度間葉系幹細胞RECを同研究に提供する。

また持田製薬は、生体組織の修復材として臨床試験を進めている高純度のアルギン酸ナトリウムのさらなる可能性を追求するため、同物質を提供してREC との組み合わせによる同研究を支援し、将来の実用化を目指す。

アルギン酸ナトリウムは海藻由来多糖類物質で、生体親和性のあるバイオマテリアルとして、関節軟骨損傷治療への利用のほか、細胞移植の足場材料等、再生医療分野で応用が期待されている。


北海道大学ホームページ参照
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/210201_pr.pdf