2021年02月03日
富士フィルム、AI技術で医師の放射線治療を支援
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは、AI技術でがんの放射線治療を行う医師を支援するソフトウェア「SYNAPSE Radiotherapy(シナプス レディオセラピー)」を開発し、薬機法による医療機器の承認を取得したと発表した。同日ソフトウェアを、富士フイルム医療ソリューションズから発売した。

放射線治療は、手術、薬物療法と並ぶがんの3大治療法の1つ。細胞に高エネルギーの放射線を体外から複数回照射したり、小型の放射線源をがん細胞近くの体内に埋め込み放射線を照射して治療する。

手術や抗がん剤治療に比べて、体への負担が少なく、手術が難しい場合にも対応できる。

今回発売した「SYNAPSE Radiotherapy」は、富士フイルムの3次元画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(シナプス ヴィンセント)」のノウハウをもとに、AI技術を活用して開発した「臓器輪郭作成支援機能」と、医用画像情報システム「放射線治療ビューア機能」によって、医師の放射線治療計画のワークフローを支援する新しいシステムとなる。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1612320813.pdf