2021年02月03日
経産省、第2回CEFIA官民フォーラム 覚書署名
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省は3日、タイ政府主催の「第2回CEFIA官民フォーラム」が2日にweb開催され、同省からは、宗清経済産業大臣政務官がビデオメッセージで冒頭挨拶したと発表した。また、同フォーラムの中で、アジア開発銀行と経済産業省間のCEFIAにおける協力に関する覚書が署名された。

CEFIA(Cleaner Energy Future Initiative for ASEAN)は、ASEANのエネルギー転換及び低炭素化を進めるため、低炭素技術の普及と政策・制度構築をビジネス主導で進めることを目的として日本政府が提案したイニシアティブで、第1回フォーラムは2019年11月にフィリピンで開催された。。

2日の第2回CEFIA官民フォーラムには、ASEAN10カ国及び日中韓のエネルギー分野における政府関係者、さらに大学や民間企業関係者が参加し、CEFIAのこれまでの活動状況が紹介されたほか、APAEC(ASEANにおけるエネルギー協力行動計画)への貢献やASEAN地域での低炭素技術への資金調達(ファイナンス)に関する議論が行われた。

フォーラムの冒頭、宗清経済産業大臣政務官が日本政府を代表してビデオメッセージで挨拶し、(1)日本は技術的イノベーションを軸として経済と環境の好循環を生じさせながら、昨年10月に総理が宣言した2050年カーボンニュートラルを目指していること(2)各国による現実的で持続可能なエネルギーシステムへの移行にCEFIAが貢献できる(3)CEFIAを通じて、国際金融機関、政府、事業者などが一体となってプロジェクトへのファイナンスのあり方を考えていくことが期待されていると述べた。