2021年02月17日
帝人、チェコに自動車向け複合成形材設備新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は17日グループ会社で複合材料製品事業を手がけるベネット・オートモーティブ社(本社:チェコ)が、このほどチェコ国内のミロヴィツェ工場に、生産性、外観性、寸法・品質安定性に優れるGF-SMCの成形設備新設を決めたと発表した。投資額は約10億円(約100万ユーロ)。2022年秋完成の予定。

◆GF-SMCとは : Glass Fiber Sheet Molding Compoundの略。熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸させ、シート状にした成形材料。

帝人は、2017年に北米最大の自動車向け複合材料部品メーカー、 Continental Structural Plastics (CSP社)を買収したのをはじめ、2018年にポルトガルのInapal Plasticos社(イナパル社)、2019年にベネット・オートモーティブ社を買収するなど自動車向け複合成形材料の事業拠点を構築してきた。

ベネット・オートモーティブ社は、ドイツなどの有力自動車メーカーの多い中東欧のチェコに主要拠点を構え、炭素繊維複合材料(CFRP)の成形技術、および自動車部品の塗装や組み立ての設備などにより、自動車メーカーに部品を供給している。


ニュースリリース参照

https://www.teijin.co.jp/news/2021/02/17/20210217_01.pdf