2021年03月03日 |
東北大、CO2の回収・固定化技術 実用化へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院 環境科学研究科の佐野大輔准教授らの研究グルーは3日、新日本空調(本社:東京都中央区、夏井 博史社長)と共同で、低炭素社会、脱炭素社会への寄与を目的に、二酸化炭素ガス(CO2)の回収・固定化技術の実用化研究を開始したと発表した。 新日本空調は、現中計で、地球環境の維持に貢献する各種技術の高度化を事業コアとして推進することを掲げてきた。省エネルギーや創エネルギー、CO2削減など付加価値の高い要素技術開発に取り組むことで、我が国が目指す2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に貢献していく方針だ。 佐野准教授らのグループは、エアカソード型と呼ばれる大気中の酸素を直接利用する方式のMFCを運転する過程で、アルカリ性溶液が生成れることに着目し、ここにCO2を反応させることで、CO2を化合物(炭酸塩)として回収・固定化する手法を考案した。 有機物の酸化分解、発電、CO2の回収・固定化などの効果が期待できるとしている。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20210302_02web_co2.pdf |