2021年03月09日

三洋化成など3社「全樹脂電池」量産体制構築へ

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：三洋化成

三洋化成工業は9日、次世代リチウムイオン電池「全樹脂電池」を開発するAPB（東京千代田区、堀江英明社長）およびグンゼ（大阪市北区、広地厚社長）の3社で、全樹脂電池の最適な生産および供給体制構築を目指すことで協議が一致し、覚書締結したと発表した。 「全樹脂電池」とは、バイポーラ構造という集電体に対して、垂直に電流が流れる構造を有し、高分子樹脂を基本部材として、高品質、高い異常時信頼性、高エネルギー密度、形状・サイズのフレキシビリティなどの性能・特徴を全てを実現した次世代型リチウムイオン電池。 再生可能エネルギーの活用、IOT技術による電力インフラの高度化、災害対応など、電池や蓄電システムの常用性が高まる中、全樹脂電池は今後、定置用蓄電池やモビリティ用途など、さまざまな用途に向けて展開が期待できるとしている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1615269403.pdf