2021年03月11日 |
BASF、パーソナルケアと工業用品で2社と提携 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
独・BASFは11日、バイオサーファクタント製品(微生物が生産する界面活性剤)市場での世界的な地位を拡大するため、2つの企業とパートナーシップを締結したと発表した。 1つは、BASFを単一の筆頭株主とするアライド・カーボン・ソリューションズ (本社:東京都新宿区、ACS社)との戦略的提携。持続可能性、生分解性の成分や活性物質に対する消費者の高まるニーズに対応するため、糖脂質の一種であるソホロ脂質の独占的技術協力と商業契約、および製品開発で提携する。 もう1つは、英国を拠点とする新興企業 Holiferm社(本社:イギリス)との戦略的技術協力。両社は、パーソナルケア、ホームケアおよび工業用製品に応用可能な新規糖脂質を開発するため、発酵法による非化石原料由来成分の開発・製造に特化した独占契約を締結した。 BASFはACS社と共同で、新しいソホロ脂質を発酵法によって開発し、2020年第2四半期に商品名BioToLifeをアジア市場に投入した。 BioToLifeは有害な微生物の過剰増殖を抑制し、皮膚、頭皮、および口腔ケア製品において常在菌(マイクロバイオーム)のバランスを調整して優れた洗浄効果を発揮するなどの特性を持っている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1615446138.pdf |