2021年03月12日

伊藤忠・宇部興産「国内に舶用アンモニア拠点」

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：宇部興産

伊藤忠商事と伊藤忠エネクスは12日、宇部興産及び上野トランステック（本社：横浜市、上野孝社長）との間で、日本国内における舶用アンモニア燃料の供給拠点を共同開発することで合意したと発表した。 脱炭素化への世界的な気運が高まる中、海運業界では、国際海事機関が2018年に温室効果ガス（GHG）削減戦略を採択し、2030年までに2008年比40％の効率改善、2050年までに同50％総量削減、さらに今世紀中のできるだけ早期にゼロ・エミッションを実現する目標を掲げている。 ◆共同開発 3社の役割 （1）宇部興産は国内最大手のアンモニア生産者としての実績を活かし、舶用アンモニア燃料の供給に必要な陸上設備の整備／開発について研究する。 （2）上野トランステックは国内での内航船運航の最大手で、舶用LNG燃料供給船事業を手がけている。舶用アンモニア燃料供給船の開発、及び燃料補給時の安全基準の策定に関する研究開発を行う。 （3）伊藤忠エネクスは、船舶燃料の供給実績やノウハウを生かし、日本国内におけるアンモニア燃料供給拠点整備に関する研究開発を行う。