2021年03月12日 |
エーザイ、抗がん剤「レンビマ」希少疾病薬に指定 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは12日、自社創製の経口マルチキナーゼ阻害剤「レンビマ」(一般名:レンバチニブメシル酸塩)が、厚労省から子宮体がん治療薬の希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ :OD)に指定されたと発表した。 日本の子宮体がんの患者数は約3万人、2020年の新規罹患者数は1万7千人以上、また3千人以上が亡くなったと推定されている。子宮体がんのうち、9割以上を子宮内膜がんが占める。 「レンビマ」は、進行性子宮体がんを対象に臨床第3相試験を日本、米国、欧州で実施してきた。「レンビマ」と「キイトルーダ」の併用療法は、全生存期間と無増悪生存期間の2つの主要評価項目および奏効率の副次評価項目を達成した。現在、世界各国に効能・効果追加申請を準備中である。 ◆希少疾病用医薬品とは: 英語名で Orphan Drug のこと。 Orphan は孤児の意味。特定疾患などの薬物療法で、必要性が高いのにもかかわらず患者数が少ないため、製薬企業から見捨てられた孤児のような薬という意味をもつ。 ニュースリリース参照 https://www.eisai.co.jp/news/2021/pdf/news202113pdf.pdf |