2021年03月16日
三井化学、アセトン、ケトンなど溶媒類値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は16日、原料価格高騰のため有機溶媒のアセトン(AC)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、イソプロピルアルコール(IPA)3製品の価格改定を3月25日出荷分から実施すると発表した。

主原料のナフサ価格は2020年度下期(10~3月)の約35,000円/KLから2021年4~6月期には47,000円/Kと、大幅な上昇が見込まれている。製造現場では用役費・副原料費や修繕費、物流費なども上昇し、大幅なコストアップ要因となっている。

これまでは合理化など自助努力で対応してきたが、安定供給体制の維持が困難となったため、価格転嫁せざるを得ないと判断した。

<対象製品と改定幅> 単位:Kg

▽アセトン:29円以上(ナフサ24円+コスト増 5円以上)
▽MIBK  :36円以上(ナフサ31円+コスト増 5円以上)
▽IPA   :19円以上(ナフサ14円+コスト増 5円以上)


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1615872892.pdf