2021年03月17日 |
東北大、細胞の呼吸を発光として捉える機構 開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院 工学研究科の珠玖 仁教授(応用化学科)らのグループはこのほど、スフェロイドの酸素呼吸を可視化する電気化学発光システムを開発したと発表した。 3次元的に培養した細胞(スフェロイド)が生体内の組織モデルとして注目されているが、電圧印加により酸素濃度を発光現象に変換することで、生きたスフェロイドの呼吸活性を直接イメージングすることに成功した。 同システムは今後、簡便な操作で複数の細胞組織の同時評価を実現し、臨床現場への新たな展開が期待される。 同研究成果は、バイオ分野の専門誌「Biosensors and Bioelectronics」(3月12日付)に掲載された。 <用語の解説> ◆電気化学発光とは : 電極反応によって発光物質が励起されて生じる溶液-電極界面の発光現象をいう。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20210315_02web_imaging.pdf |