2021年03月30日 |
三井化学、ビスA・エポキシ樹脂 価格改定 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は30日、ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂の原料となるビスフェノールA(BPA)およびエポキシ樹脂(EX)の価格改定を実施するため、需要家との交渉に入ると発表した。 ビスフェノールA・エポキシ樹脂とも、4月1日納入分から1kgあたり60円以上引き上げる。 同社はビスフェノールAの取引価格は、主原料のベンゼンおよびナフサ、用役(C重油)費等をベースに需要家筋と協議して決めている。 また、エポキシ樹脂の国内価格は、主原料である BPA 、ECHおよび苛性ソーダの価格変動をベースに協議して決めてきた。 このところの原燃料価格の上昇で、ベンゼンは 96円/kg、ナフサは47千円 /kl、 C 重油は 57千円 /klを超える水準が見込まれている。 これまでコストダウンに懸命に取り組んできたが、こうした大幅なコスト上昇は自助努力で吸収できる水準を超えており、安定供給持続のためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1617081794.pdf |