2021年03月31日
東洋紡、全自動遺伝子解析装 新モデル発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は31日、従来モデルを小型化した全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」を開発したと発表した。一度に処理できる検査数を増やした。「GENECUBE(モデルC)」として4月から医療・検査機関向けに販売開始する。

「GENECUBE」は、遺伝子検査の作業工程を自動化した臨床検査機器で、独自の高速温度制御機構により、1サイクル20 秒の高速増幅を実現した。最短25分で検査結果が得られる。

「GENECUBER」専用試薬を組み合わせて使用することで、最大4項目の同時検査が可能であり、新型コロナウイルス遺伝子の検査など、さまざまな感染症の検査に利用できる。

「GENECUBE (モデルC)」は、医療機関等で高まる遺伝子検査の需要に対応するため、一度に処理可能な検査数を増加させ、従来モデルの1.5 倍となる最大24 テストの同時測定を実現。検査時間の短縮に貢献する。また、従来モデルより設置面積を33%縮小させることで、設置の自由度が向上した。

■「GENECUBE (モデルC)」について
▽製品名 : GENECUBE (モデルC)
▽定価 : 560 万円(税別)
▽外形寸法 : 幅600×奥行550×高さ650mm
▽同時検体架設数 : 最大12 検体(最大24 テスト同時測定可能)
▽同時測定項目数 : 最大4 項目