2021年04月06日 |
東ソー、新規卵巣がんマーカーの測定試薬開発 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは6日、卵巣がん診断の補助に用いられる新規マーカーの測定試薬である、Eテスト「TOSOH」2(TFPI2)を開発したと発表した。 2020年6月に体外診断用医薬品として製造販売承認を取得し今年4月1日付で保険適用を受けた。7月下旬から製品販売を開始する。 同製品は、文部科学省イノベーションシステム整備事業「翻訳後修飾プロテオミクス医療研究拠点の形成」の中で横浜市立大学と共同で研究(卵巣がん新規診断マーカー探索)を進めてきた。今回その成果をもとに開発した。 ■同試薬の特長 (1)健常人や子宮内膜症を含む良性腫瘍ではほとんど上昇せず、卵巣腫瘍の良性/悪性の判別に有効。 (2)卵巣がんの中で、他の組織型と比較して卵巣明細胞がんで特に高値を示し、組織型(明細胞がん)の推定に有効。 (3)当社専用装置を用いて、短時間(約20分)での測定が可能。 <保険適用の内容> ・測定項目:組織因子経路インヒビター2(TFPI2) ・測定目的:卵巣癌の診断の補助 ・参考点数:190点 ・製品名 :Eテスト「TOSOH」R Ⅱ(TFPI2) ・測定原理:1ステップサンドイッチEIA法 ・承認番号:30200EZX00040000 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1617676522.pdf |