2021年04月07日
東洋紡とPSS社、新型コロナ迅速プール検査法開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は7日、PCR検査装置を製造するプレシジョン・システム・サイエンス(本社:千葉県松戸市、田島秀二社長=PSS 社)と協働で、新型コロナウイルスに対する迅速プール検査法を開発、実用化したと発表した。

検体プール法とは、唾液などの検体を複数混合して検査する方法をいい、検査数を大幅に増やすことができる。
複数検体を同時に処理できる一方、検体の前処理に人手や手間がかかり、検体採取から結果報告までに約2日を要していた。

今回、東洋紡が販売する遺伝子解析装置「GENECUBE」と、PSS 社の全自動核酸抽出装置「magLEAD 12gC」を連携させたプログラムはこれらの課題を大幅改善し、検体に対して人の手をほとんど用いず、検体到着から結果報告まで最短約1時間でプール検査ができる。また、チップ操作が不要な上、設置幅が約1m と省スペースで、1時間に120件程度の処理を行うことができる。