2021年04月14日 |
塩野義と北大 大阪で下水から新型コロナ探知開始 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:塩野義製薬 |
塩野義製薬と北海道大学は14日、大阪府の協力で、4月15日~6月14日を期間として、下水疫学に基づく新型コロナウイルス感染症の流行状況をモニタリングすると発表した。 新型コロナウイルスは感染者の糞便中から高い割合で検出されている。下水処理場の流入下水中のウイルスをモニタリングすることで、集団レベルの疫学情報を取得する「下水疫学調査」を行う。 日本は、欧米と比較して人口当たりの感染者数が少なく、社会実装に向けては、より高感度なウイルス検出法及び大量検査が可能なインフラの構築が課題となっている。 北大と塩野義薬は今回、これらの課題を克服できる下水中コロナウイルスの高感度検出技術を共同開発し、検出工程の自動化を実現した。 なお、これまでに下水処理場の流入下水中から感染性を有するウイルスが検出されたという報告はない。 【関連ファイル】 (2021年3月19日プレスリリース) ▽下水中の新型コロナウイルスの自動解析体制構築へ https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2021/03/210319.html |