2021年04月16日
富士フ「AI開発支援プラットフォーム」共同開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

 富士フイルムは16日、国立がん研究センターと共同で、医師がAI技術を開発できる研究基盤システム「AI開発支援プラットフォーム」を開発したと発表した。
臨床現場で使われている画像診断環境に近い操作感で効率的かつ直観的に画像の閲覧ができる。プログラミングなどの専門知識がなくても、学習データの作成から評価までの一連のプロセスが実行できるなどの特長がある。

 同プラットフォームに搭載された機能を利用することで、これまで画像診断支援AI技術の研究開発に要していたAI開発を行うためのソフト・ハード両面での環境構築、学習モデルの設計に必要な高度な工学的知識の習得が不要となり、また多数の学習データ作成のための加工(アノテーション)および管理に医師が費やしていた多くの時間を削減することができる。

 また、AI技術を活用した画像診断支援技術の開発加速が期待できる。今後、両者はさらに「AI開発支援プラットフォーム」の研究活用と有用性の検証を進める。富士フイルムは製品化を目指す。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1618537101.pdf