2021年04月27日
タカラバイオ、新型コロナ2種類の変異 同時検出
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオは27日、新型コロナウイルスの変異株の2種類の変異(N501Y、E484K)を一度のPCR反応により、同時に前処理(RNA精製)を必要とせず、1時間以内で迅速・簡便に検出できるリアルタイムPCR試薬を開発、5月19日から販売すると発表した。

 従来は、2度のPCR反応を行う必要があった2種類の変異検出を、一度のPCR反応でできるように改良した。
 すべての必要な試薬(プライマー/プローブとPCR酵素および陽性コントロール)で構成された、オールインワンキット。同試薬の製品化にあたっては、群馬パース大学大学院 木村博一教授の監修を得た。

 新型コロナウイルスの変異は、感染性や免疫原性に影響する可能性があり感染拡大の要因の一つとされている。拡大防止のためには、これらの変異を持つ変異株を監視することが重要となる。
 

 ニュースリリース参照
 https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_21m0427e4780879q602.html