2021年05月25日
昆虫の「死んだふり」センサーを解明・北大
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:北海道大学

北海道大学 電子科学研究所の西野浩史助教らの研究グループは24日、昆虫の擬死(死んだふり)の誘発に寄与するセンサーを特定し、モノグラフを出版したと発表した。

動物の中には予期しない強い刺激を受けると,突然身動きひとつしなくなるものがいます。この行動は擬死(いわゆる死んだふり,死にまね)と呼ばれている。

昆虫の擬死については,日本で精力的に研究されてきた経緯があり,国内研究者を中心に,この風変わりな行動のしくみやメカニズム、生存上の意義について包括的に解説したモノグラフ(岡山大学・酒井正樹 名誉教授編集)が出版された。西野浩史助教は2章分(第7,8章)を担当し、擬死の生理メカニズムについて解説した。

なお,本成果は,5月1日公開の「Entomology Monographs」誌(電子書籍版)に掲載された。

 
ニュースリリース参照 
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/210524_pr2.pdf