2021年05月25日

三井化学「特定ガス透過 新素材フィルム」開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学は25日、選択的に高いガス透過性を発現できる新素材フィルム「ヒートシーラブル高ガス透過フィルム」を開発し、市場開発を開始したと発表した。 ■選択的に高いガス透過性を発現 開発したフィルムは、特定のガスを選択的に高く透過できる性能を持ち、また他の樹脂のフィルムと比較して低温でヒートシールできる特長を有している。 これまでにも選択的に特定のガスを高く透過するフィルムはあったが、ヒートシールが困難なことから、用途が限られるという課題があった。新フィルムは、それらの課題を解決し、容易にパッケージ加工ができるため使用用途も広がる。 同フィルムは、液体や菌などは通さず気体のみを透過する。その上で特定のガスを選択的に高く透過し、ヒート シールパッケージにも適するなどの特長をもつ。このため、細胞培養キットの保護用途、医療用器具のパッケージ、特定ガスの分離膜等の産業分野に向けて展開していく方針だ。 （参考） 三井化学の新開発フィルム Web サイト https://mci4183jp.mitsuichemicals.com/jp/service/product/kougasutouka.htm ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1621919174.pdf