2021年06月03日 |
住友化学、千葉地区に新研究棟 開発体制強化 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は3日、千葉地区(千葉県袖ケ浦市)に、環境負荷低減技術や新素材開発の拠点となる研究棟を新設すると発表した。地上6階建て延べ床面積約19,000m2、稼働開始は2024年3月の予定。投資額は非公開。 新研究棟は、既存施設の統廃合や他地区からの一部施設の移管を含めて、千葉地区の研究開発体制を強化し、社会課題の解決に貢献する技術や材料開発を加速させるのが目的。 高分子設計、触媒、プロセス、コンパウンド、加工などの技術のほか、実証のためのスケールアップ設備をもつ。また、多彩な人材や知識、技術を集約することで、これらのリソースを最大限に発揮できる体制を整備し、環境負荷低減技術のほか、次世代モビリティ材料や第5世代移動通信システム(5G)向け材料など高難度な高分子材料開発など、革新的イノベーションの早期創出につなげる。 ■環境配慮型の設計 新研究棟は、省エネルギー化など環境に配慮し、以下の設計を取り入れる。 ・太陽光発電による再生可能エネルギーの利用 ・実験設備の換気風量制御 ・吹き抜けトップライトによる自然換気や採光 ・外皮断熱補強による空調負荷低減 ・リサイクルマテリアルの使用 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1622685320.pdf |