2021年06月03日
BASF、気候保護に向けた新技術開発で協力
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

BASFジャパンは3日、同社のマーティン・ブルーダーミュラー会長と、RWE社(本社:ドイツ エッセン)マーカス・クレバーCEO、鉱業・ 化学・エネルギー労働組合(IG BCE)のミハエル・バシリアディス委員長の3氏が、将来にわたり持続可能な工業生産のためのプロジェクト案を提案したと発表した。

同プロジェクトは、 ルートヴィッヒスハーフェンの化学工場にグリーン電力を供給し、CO2フリーの水素製造を実現するため、2ギガワット(GW)の発電容量を有する洋上風力発電施設の追加建設を計画しており、化石燃料をベースとする既存の基礎化学品生産の電化を目指している。

石油化学製品の生産に電気加熱式スチームクラッカーなどのCO2フリー技術を利用するもので、BASFはすでにパートナー企業と協力して同技術の開発を進めている。

BASFとRWEの両社の首脳は今回、同プロジェクトを推進するため、再生可能電力を生産する発電施設の増設と、気候保護に向けた革新的技術の利用について、広範囲な協力を行うことで一致し基本合意書に署名した。

ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1622698831.pdf