2021年06月04日 |
三洋化成「ペプチド」で宮崎・新富町と連携協定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三洋化成 |
農業分野への本格展開をめざす三洋化成工業は4日、「ペプチド」の活用研究のため、宮崎県新富町(小嶋崇嗣町長)と連携協定を締結したと発表した。 新富町が設立した「ニューアグリベース」の研究用ハウスの建設予定地を拠点に、三洋化成が開発した「ペプチド農業」の実証実験を行い、持続可能な農業の実現を目指す。 ペプチドとは、一般にアミノ酸が複数つながったタンパク質のことで、植物の代謝の要として働く。これによって従来の品種改良よりも、安心・簡単に植物のさまざまな機能を引き出すことができる。その結果、病害虫や気候変動による被害を防ぎ、農作物の収量や品質の向上が期待できる。 新富町は宮崎県中部に位置し、人口1万7000人。農業の振興発展に向けて(一社)ニューアグリベースを設立した。今後、地域農業者、行政、農協、企業等が一体となり、新たな農業生産技術の研究開発、新規作物の産地化及び地域農業者の人材育成や担い手確保に取り組む。 ■連携協定の概要 三洋化成と新富町は、連携協力を推進し、持続可能な地域農業の振興と発展に寄与することをめざす。 (1)地域資源及び営農研究・実証実験成果を活かした新たな農業生産の構築 (2)地域農業の活性化及び人材育成 (3)企業参入による地域農業の振興と雇用創出 (4)その他 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1622768696.pdf |