2021年06月07日 |
三菱ケミ、植物由来のBioPTMG サンプル提供開始 |
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは7日、植物由来原料を使用したPTMG(ポリテトラメチレンエーテルグリコール=BioPTMG)を新たに開発し、サンプル提供を開始したと発表した。 PTMG は、反発弾性や耐摩耗性等の特徴から、ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)等に伸縮性を付加する素材として使用される。今回、植物由来原料からの BioPTMG を開発し、サンプル提供を開始した。 BioPTMG は、石油由来のPTMG と同等の反発弾性、耐摩耗性、耐加水分解性、低温での柔軟性等の優れた特性を有しており、インテリア、ファッションから工業資材まで幅広い分野で活用できる。 ◆使用用途例 ▽ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス):アウター・インナー・スポーツ等の衣料品 ▽ポリウレタンエラストマー :人工・合成皮革、スポーツ靴素材、ホース、フィルム等 ▽ポリエステルエラストマー :電気・電子部品、機械部品等 三菱ケミカルは、今回開発したグレード以外にも、さらに多くのグレードを開発し、ユーザーニーズに応える。また、BioPTMG をはじめとして植物由来の素材の研究開発を加速させ、SDGs の達成に貢献していくとしている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1623044527.pdf |