2021年06月28日 |
三井化学と日立、材料開発高速化へMI技術 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日立製作所、三井化学 |
三井化学と日立製作所は28日、日立が開発した人工知能(AI)を活用したマテリアルズ・インフォマティクス(MI)技術を、実際の新材料開発に適用するための実証試験を開始すると発表した。 実験に先立ち、日立の開発技術を三井化学の過去の有機材料の開発データで検証したところ、高性能な新材料の開発に必要な実験の試行回数が従来のMI技術と比べて約1/4 と、大幅に削減され、その分開発期間を短縮できることを確認した。 なお、同技術は6月30日からオンライン開催される学会「DICOMO 2021」で発表する予定。 今後日立は、同技術実用化のため、先進的な技術を活用した「Lumada」ソリューション」として提供している「材料開発ソリューション」 に適用し、顧客・パートナーのより短時間・低コストでの材料開発を支援する。 三井化学は、引き続き社会課題解決のため、革新的な製品やサービス、ビジネスモデルをアジャイルに創出し、社会に提供していく。両社はこれからも素材開発の協創を推進し、持続可能な社会の実現に貢献する。 ニュースリリース参照 三井化学と日立が材料開発を高速化するMI技術の実用化に向けた実証試験を開始 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1624848525.pdf |