2021年06月30日
経産省、5月の基調判断「生産は持ち直している」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は、生産・出荷とも3カ月ぶりマイナスとなった。生産は前月比5.9%減少の94.1、出荷同4.7%低下の93.1だった。

製造工業予測調査によると、6月の生産は前月比9.1%の上昇、7月は同1.4%の低下と予測された。
5月の基調判断は「総じてみれば生産は持ち直している」を据え置いた。

業種別にみると、生産が上昇した業種は全15業種中「輸送機械工業(除、自動車工業)」と、「無機・有機化学工業」の2業種のみだった。「化学企業(除医薬品)」は、低下した13業種のうち最もパーセンテージ(順位)の低い13番目にランクされた。

■化学工業
化学工業(除、医薬品)の5月指数は、生産が前月比0.5%の99.4、出荷△2.3%の96.0、在庫は1.4%上昇の104.8だった。生産は3カ月連続のプラス、出荷は2カ月連続のマイナスだった。

■プラスチック製品工業
プラスチック製品工業は生産が前月比△4.2%の99.4、出荷△5.0%の9.6、在庫は0.2%の106.0だった。生産は2カ月連続のマイナス、出荷は3カ月ぶりのマイナスだった。