2021年07月07日 |
TOYO、東シベリア・アンモニア開発「フェーズ2」へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TOYO)は7日、ロシア最大の石油会社、イルクーツク石油会社(IOC)および(独法)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 (JOGMEC)、伊藤忠商事との4者共同で、東シベリアと日本間のブルーアンモニアバリューチェーン構築に向けて、「フェーズ 2」となる、事業化に向けた詳細検討に入ると発表した。 TOYOと伊藤忠商事は、東シベリアでIOCが産出する天然ガスをアンモニアに変換し、日本へ輸送するバリューチェーンのマスタープランを構築する計画。東シベリアの油田で産出される天然ガスから水素、さらにアンモニアを製造するための概念設計を行う。 生産過程で排出するCO2を、東シベリアに保有する油田増産のためのCO2-EOR(原油増進回収法)と組み合わせるように設計する。アンモニア内陸輸送には鉄道とパイプラインを用いる。これらについて事業化の時間軸を踏まえた段階的なアプローチを立案する。 TOYOはこれまでに80件以上のアンモニアプラントを建設するなど、石油・ガス生産設備のコンサルティングやエンジニアリング、建設、EOR等に多くの実績を有する。4者が保有する技術・知見を生かすことで、東シベリア-日本間に画期的といえるブルーアンモニアバリューチェーンを確立し、新たな燃料源の確保と、豊富な未利用資源の有効活用につなげていく方針だ。 ニュースリリース 東シベリア-日本間のブルーアンモニアバリューチェーン事業化調査 フェーズ2を開始 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1625631470.pdf Initiation of Joint Feasibility Study in Phase 2 of Blue Ammonia Value Chain … https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1625631470.pdf |