2021年07月08日 |
BASF、ドイツに電池リサイクル試作工場を新設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF |
ドイツ・BASFは8日、ドイツのシュヴァルツハイデにある 正極材(CAM)工場の敷地内に、電池リサイクルの試作工場を新設すると発表した。同工場では、使用済みのリチウムイオン電池、およびセルメーカーや電池材料メーカーの オフスペック材料から、リチウム、ニッケル、コバルト、マンガンを効果的に回収するための運用方法を開発し、技術の最適化を図る。 電気自動車市場の急成長が予想される中、正極材に必要な金属を、リサイクルによって競争力高く、持続的に入手できるようになる。抽出された金属は、新しい正極材の生産に使用されるため、電池の バリューチェーンにおけるサーキュラー・エコノミー(循環型経済)が実現する。 BASF 貴金属・ベースメタルサービス シニアバイスプレジデントのマティアス・ ドールン博士の話。 「私たちは今回の電池リサイクルへの投資と、 正極材の製造における最先端のプロセス技術により、正極材のカーボンフットプリントを業界標準に比べて合計最大60%まで削減して、「循環させる」ことを目指しています。 これにより、自動車メーカーのお客様のニーズに応え、より持続可能な未来の構築に貢献します」。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1625722234.pdf |