2021年07月13日

三洋化成「匂いセンサー」都鶴酒造と共同研究

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三洋化成

三洋化成工は13日、日本酒メーカーの都鶴酒造（本社：京都市伏見区、内田浩司社長）と、AI 技術を応用した「匂いセンサー」を活用した新しい日本酒造りを目指して共同研究を開始したと発表した。 　「匂いセンサー」とは、匂いを識別する「人工嗅覚」技術のことで、三洋化成は長瀬産業と共同で同技術の開発と事業化に取り組んでいる。また、匂いを数値として可視化させることで、さまざまな分野でのソリューション提供を目指しており、その一つとして日本酒造りへの活用を検討している。 　ヒトの嗅覚は、鼻の中の嗅覚受容体がそれぞれ異なる匂い分子を検知し、そのシグナルを脳が認識することで匂いを嗅ぎ分けているといわれている。三洋化成は、界面制御技術を織り込んだ樹脂材料を用いて、嗅覚受容体に相当するプローブの開発を行っている。界面活性剤および機能性高分子に関する技術と知見を活かし、多様な匂いの識別を可能にする高精度なプローブの実現を目指す。 　 ニュースリリース参照　 　三洋化成と都鶴酒造が共同研究を開始 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1626141043.pdf ◆関連ファイル　 　三洋化成と長瀬産業が共同で「匂いセンサー」事業化 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1626141043.pdf