2021年07月27日 |
DSM、リサイクル樹脂開発でSABICと協業 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:DSM |
オランダ・Royal DSM は27日、サウジアラビアのSABIC と、リサイクル樹脂によるDyneem a(ダイニーマ)開発に向けて、協業すると発表しました。 CirculariTeam 参加企業との協業によるパイロット事業を通して、原料として混合プラスチック廃棄物を使用するDyneemaの製造と用途(マスバランス方式)の実証化を目指す。 超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)廃棄物から作られたDyneemaを実用化することにより、資源循環の完結を実現するうえで重要なマイルストーンとなる。今回の協業により、DSMとSABICの両社は、循環型経済実現に向けた材料分野からの取り組みを加速する。。 DSM は、CirculariTeam の参加企業とともに、パイロットプロジェクトとして、セーリングロープや海洋トロール網にSABICの認証済み再生エチレンを使用し、リサイクル樹脂によるDyneema(ダイニーマ)を生産する。 TRUCIRCLEポートフォリオの再生エチレンは、原料として混合プラスチック廃棄物を使用(マスバランスアプローチ)している。これにより、貴重なプラスチックが廃棄物になるのを防ぎ、焼却する場合と比較して、CO2 排出量削減や化石資源の保護に貢献する。 これらのパイロットプロジェクトは、HM PE製造後の残留資源や消費後の廃棄物からDyneema(ダイニーマ)を生産し、完全なリサイクルを実現する上で、重要な節目の一歩となる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1627355459.pdf |