2021年08月02日 |
三菱ケミカル、植物由来の透明性フィルム発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは2日、植物由来原料を用いた透湿性フィルム「Green KTF」の販売を開始したと発表した。 植物由来原料を用いた透湿性フィルムは、同社が新たに開発した独自製法で製品化した。 「KTF」は、天然物由来の炭酸カルシウムと、石油由来のポリエチレンを主原料とする微多孔質のフィルムで、水滴よりも小さい孔径を有する。このため、湿気は通すが水は通さない性質をもち、主に紙おむつをはじめとする衛生材料のバックシートや高機能防護服の基材等に使用される。 近年、アジア地域などの発展に伴い需要が増加しており、今後も堅調に推移することが見込まれている。 「Green KTF」は、従来の「KTF」と同等の性能を有しながら、植物由来ポリエチレンを原料に用いることで、製造時の CO2 の排出量を約 30%削減した。もう一つの主原料である炭酸カルシウムも含め、約9割が天然物由来のため、環境負荷を低減させた新製品として今後新たな市場を取り込。 ニュースリリース(2件) 植物由来の透湿性フィルムの発売について https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1627872041.pdf クリンスイが「mymizu CHALLENGE」を実施 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1627872041.pdf |