2021年08月20日 |
昭和電工、クロロプレンゴム価格改定へ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は20日、合成樹脂の一種であるクロロプレンゴム「ショウプレン」(商品名)の収益改善をはかるため9月10日から価格改定を実施すると発表した。1キログラムあたり42円以上引き上げる。 「ショウプレン」は、耐油性・耐熱性・耐候性・難燃性などの物性に優れ、ラテックス製品は医療用器具、接着剤、防水材など、ドライ製品は自動車用部品や土木・建築・工業用部品などに利用されている。 需要もこのところ急回復しており、世界的に供給不足の状態が続いている。だが、各種原材料や電力等のユーティリティ、物流費や設備維持費の高騰などにより事業収益は急激に悪化している。今後、安定供給を維持していくためには、自助努力によるコスト削減に加えて、コストアップ分の一部を製品価格に転嫁せざるを得なくなったとして値上げ実施を決めた。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1629435678.pdf |