2021年08月25日

三菱ケミ、高度「サプライチェーン」実証へ

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：三菱ケミカル

三菱ケミカル（MCC）は25日、大日本印刷、リファインバースグループ（本社：東京都中央区、越智 晶社長）との3社で連携し、オランダ・サーキュライズ社の情報管理システムを活用して、バイオマスやリサイクル原料の管理・追跡（トレーサビリティ）、ライフサイクルアセスメント（LCA）等の環境負荷の評価指標を含めたサプライチェーン構築に向けて実証実験を開始すると発表した。 　 　透明性・信頼性の高いサプライチェーン構築をめざす。9月末までに着手する。 　石油由来プラスチックの代替となるバイオマスや、リサイクル原料などの資源を活用していくためには、原材料の管理や、認証材料などのエビデンス管理が重要となる。CO2などGHG 排出量の可視化や、最終消費者への製品の環境配慮度の可視化も求められる。 　サーキュライズ社は、原料から最終製品まで追跡するサプライチェーン・トレーサビリティシステムを独自技術で開発しており、サプライチェーン内の機密情報や公開情報を管理・共有することもできる。 　MCCなど3社は、今回の実証を通じて、バイオマスやリサイクル原料を使用した製品のさらなる高付加価値化やマスバランス方式による原料管理の高度化に寄与するため、高いトレーサビリティ精度を有するサプライチェーン構築の有用性を検証していく方針だ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1629859650.pdf