2021年08月30日

昭和電工、食添用グリシン、50円値上げ

【カテゴリー】：市況 【関連企業・団体】：昭和電工

昭和電工は、タンパク質を合成するアミノ酸の一種で主に食品添加物として使われるグリシンについて、採算是正を図るため、9月16日出荷分から1キログラムあたり50円以上引き上げることを決めた。 　グリシンは主に食品の日持ち向上、うまみの増進や苦みの抑制のために幅広く使用され、需要も堅調に伸びているが、原材料価格の上昇や包装材などの諸資材費、物流費用等の高騰により事業環境が悪化。さらに、安定生産のための設備維持や品質管理のための費用も増加している。 　 　これまで自助努力によりコストの削減や製品の安定供給に努めてきたが、すでに限界に達しているところから、今後の事業継続のためにも価格改定せざるを得ないと判断した。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1630291404.pdf