2021年08月30日 |
トクヤマなど5社、水素燃料貨物船 導入検討へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマは30日、船舶管理・運営専業のイコーズ(山口県周南市)および船舶用燃料を扱う商船三井テクノトレード、商船三井内航、本瓦造船の計5社で、水素を燃料とした貨物船舶を導入し、次世代型内航船の商用運航事業検討のための基本合意書を締結したと発表した。 内航海運業界は、国土交通省の主導で地球温暖化対策計画として2030 年度までにCO2排出量157 万トン削減(2013 年度比)を目標に掲げ、省エネ船舶の普及をめざす方針だ。その中で水素燃料貨物船は、内航船舶のカーボンニュートラル化に向けた重要な取り組み課題となる。 5社は今後、水素貨物船の導入に必要な船舶の仕様など具体的な実装の検討、船舶への燃料供給方法などについて検討を行い、内航海運から排出されるGHG の削減目標達成につなげる。今後はプロジェクトへの協力企業・団体等の参加が増える可能性もある。 ■プロジェクトの概要 ▽プロジェクトの名称 : SHE’s(シーズ) ▽プロジェクトの目的 ・水素燃料貨物船の導入及び実装の検討(船舶の仕様の検証、関連法規の調査・整理) ・船舶への燃料供給方法、及びエネルギーマネジメントシステムの検討 ・導入する技術に関するリスクマネジメントの検討 ・トレードオフ関係にある物流コストと環境コストの調和検証 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1630303039.pdf |