2021年08月30日

TOYO、木質バイオマス、サプライチェーン構築へ

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリング(TOYO)は30日、JERA、三菱パワー、伊藤忠商事と4社共同で、木質バイオマスを原料としたガス化技術（ FT 合成）により、商業規模の航空燃料（SAF）製造技術確立およびサプライチェーン構築に着手すると発表した。 　同事業は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構）の助成を得て実施する。将来の SAF 供給の一端を担うバイオマス由来の航空燃料を早期に市場に流通させる上で必要な条件、施策、技術的課題を検討する。 　事業期間は 2021～24年度の約4年間で、初めの2年間に事業化可能性調査を行う。その結果を踏まえ、商業用生産設備の建設やサプライチェーン構築に向けた準備フェーズへの移行を判断する。 　 　TOYO、JERA、三菱パワーの3社は、2017～21年度のNEDO 委託事業としてすでにパイロット規模でのガス化 FT 合成による連続 SAF 製造を実証済み。この際パイロットプラントで製造された SAF は 2021年6月に日本航空の定期便（JL515 ）に供給されている。今後はこうした実証事業で得た知見なども活かしていく方針だ。 商業規模のSAF製造実証およびサプライチェーン構築事業に着手 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1630310141.pdf TOYO to participate in a joint study for the establishment of a commercial-scale SAF production… https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1630310141.pdf