2021年08月31日 |
インドネシア タングーLNGプロジェクト 承認取得 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱商事 |
INPEX、三菱商事など7社で構成する「インドネシア タングーLNG事業」企業連合は30日、インドネシア西パプア州のタングーLNGプロジェクトについて、CCUS事業を含む開発計画がSKK Migas(インドネシア石油ガス上流事業監督執行機関)の承認を得たと発表した。 (注)CCUS :Carbon Capture, Utilization and Storageの略。排出されるCO2の回収、利用、貯留による温室効果ガス排出量の削減を図る技術。 開発計画には、新規ガス田開発(ウバダリガス田)のほか、生産中のヴォルワタガス田におけるCCUS技術の適用によるCO2排出量の削減および天然ガスの生産効率向上・増産事業が含まれている。 天然ガスの生産に伴い排出されるCO2を累計で約2,500万トン回収し、ヴォルワタガス田に再圧入・貯留することで、CO2の排出削減と同時に天然ガスの生産効率向上・増産を図る。 この結果、タングーLNGプロジェクト全体のCO2排出量が約半分に削減される。 (注2)CO2を利用した天然ガスの増進回収(Enhanced Gas Recovery)。 同開発計画は、関係当局の承認などを条件に、2022年半ば以降に基本設計(FEED)を開始し、2026年から天然ガスの生産とCCUS事業を開始する予定。ウバダリガス田開発およびヴォルワタガス田でのCCUS事業により、CO2排出量削減との天然ガスの生産効率向上・増産の可能性を見込む。 ■参加企業連合 :三菱商事、 INPEX、JX石油開発、三井物産、エルエヌジージャパン、 住友商事、双日。 |