2021年09月01日 |
ポリプラ、台湾にLCP重合プラント新設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックス (塩飽 俊雄社長) は1日、液晶ポリマー「ラぺロスLCP」(製品名)の需要が好調なため、台湾で設備増強すると発表した。同社の現地法人であるPolyplastics Taiwan Co., Ltd. (本社:台北=PTW)に年産5,000トンの重合プラントを新設する。2024年上期の操業開始を見込む。 LCPは、高耐熱のスーパーエンジニアリングプラスチックで、パソコンやスマートフォン等のIT関連機器分野を中心に幅広い産業分野で活用され、高い成長率で市場拡大を続けている。 近年、5G設備向けの投資増加に伴い、さらなる需要の増加が見込まれるところから、重合設備を増強し、新規需要を取り込む。 同社は、富士工場(静岡県富士市)に年産15,000トンのLCP重合プラントを有しており、PTWではこれまでLCP製品のコンパウンド工程の生産を担っていた。今回のLCP重合プラント新設により、現地で重合からコンパウンドまでLCP製品の一貫生産が可能となる。将来的には、PTWのLCP重合プラントさらに拡張し、ポリプラスチックスグループ全体で年産25,000トンのLCP重合体制とする計画だ。 ■ポリプラスチックスTaiwan社のLCP重合設備 ・増強(新設)規模 :年産 5,000トン ・場所 :Polyplastics Taiwan Co., Ltd. 高雄工場 ・稼働開始時期 :2024年上半期 ■PTW社について Polyplastics Taiwan Co., Ltd.は、ポリプラスチックス(出資75%)と長春グループ(出資25%)が出資するエンジニアリングプラスチックの製造、販売合弁会社(本社:台北、工場:高雄) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1630457815.pdf |