2021年09月07日 |
三菱ケミと大和製罐、生分解性リッド新開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは7日 、容器のキャップなどを手がける大和製罐(本社:東京都千代田区、山口裕久社長 )と共同で、 三菱ケミカルの生分解性樹脂コンパウンド「 FORZEAS(フォゼアス)」を使用した 生分解性リッド( 紙コップ等のフタ )を開発したと発表した。 現在リッドは、多くはポリスチレン( PS )などの非生分解性プラスチックで製造されているが、両社は今回、試作を重ねた上で生分解性リッドを新開発した。 リッドには、ホットドリンクにも対応 できる耐熱性や、飲み口のヒンジ(継ぎ目)が切れないような柔軟性などの物性が要求される。 両社は素材の材料設計やリッドの形状設計の見直しを繰り返し、要求性能を満たすリッドの開発に成功した。素材そのものが耐熱性を有するため、 ポリ乳酸など他の生分解性樹脂を使用する際に必要な特殊加工が不要で、既存の成形機でも成形が可能という特徴も有している。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1630990948.pdf |