2021年09月16日 |
三洋化成とファーマフーズ「アグリ事業基本計画」 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三洋化成 |
三洋化成工業は16日、機能性素材配合のサプリを展開するファーマフーズ(本社:京都市西京区、金武祚社長)と資本業務提携を締結したのに続き、両社の開発・技術力を融合させた「アグリ・ニュートリション基本計画」を策定したと発表した。業務提携契約は今年3月15日付で締結しており、両社2億円ずつ株式を取得した。 今後、三洋化成の界面制御技術とファーマフーズの発酵抽出技術を融合させ、バイオスティミュラントを活用した新たなペプチド農業を確立していく方針。 2022年をめどに宮崎県新富町に新たな農業システムの開発拠点を設け、実証実験を開始する。 2024年には両社の技術を融合したバイオスティミュラントにより多収性、耐性、機能性を高めた高付加価値作物の開発に着手する計画だ。 ■アグリ・ニュートリション基本計画の要旨 (1)バイオスティミュラントによる農産物の収量/品質/耐性向上 ・環境ストレス耐性を強化し、植物の生育・収量・品質を改善 ・ポリフェノールや GABA などのカラダに良い機能性を強化 ・収穫後の流通における農産物の品質維持・保存性改善 (2)界面制御技術によるバイオスティミュラントの散布効率の最大化 ・土壌保水剤や肥料コーティング技術、ナノ粒子技術などの応用により、散布したバイオスティミュラントを植物体内の必要な箇所に効率的にデリバリーする (3)有用加工技術による未利用部位の高付加価値化 ・発酵/抽出などの加工技術を用い、廃棄されていた葉、茎、根などの未利用部位から新たな価値を創造し、植物体を総合的に有効活用 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1631774292.pdf |