2021年09月29日 |
産総研、接着接合部の強度分布推定手法を開発 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:産業技術総合研究所 |
産業技術総合研究所ナノ材料研究部門の秋山 陽久 接着界面グループ長らは28日、水や熱によって強度低下した接着接合部の破断時における接着強度の分布を評価する手法を開発したと発表した。 水や熱の影響による接着剤の高分子構造の変化は、接着面内で一様に進行するとは限らない。 そのため接着接合を利用した構造部材の長期信頼性を議論する際は、破壊の起点となり得る最も弱くなった部位の特定が重要となる。 今回開発した手法により強度低下部位の特定や破断原因を究明し、接着剤および接着接合部の改良につなげることで、耐久性向上に関わる技術開発の加速が期待される。 なお、同手法の詳細は、「The Journal of Adhesion」誌9月28日付でオンライン掲載される。 (http://dx.doi.org/10.1080/00218464.2021.1978293) ニュースリリース参照 https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2021/pr20210928/pr20210928.html |