2021年09月29日
三菱インフラテック、アルミ複合板に抗菌グレード
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカルインフラテック

 三菱ケミカルグループの三菱ケミカルインフラテック(東京都千代田区、福居雄一社長)は29日、アルミ樹脂複合板「アルポリック」の内装用不燃材料「 ALPOLIC/fr インナーライト」シリーズの新商品として、10月から抗ウイルス・ 抗菌グレードを発売すると発表した。抗菌性能を示すSIAAマークを表示する。
 
 アルポリックは、表面にアルミニウム、芯材に樹脂を使用した3層構造のアルミ樹脂複合板で、意匠や加工性、耐侯性など、用途に応じて豊富な銘柄をもつ。1970年代の生産・販売開始以来国内トップシェアを維持し、海外でも世界130 カ国以上に販売実績を有する。

 今回発売する抗ウイルス・抗菌グレードは、従来品の軽量・高剛性・高平滑性はそのままに、表面塗装に抗ウイルスおよび抗菌加工を施した、安心・安全な内装仕上げ材となっている。あらかじめ抗ウイルス加工剤・抗菌剤を含有させた塗料を焼付塗装しているため、取り付け後の抗菌の手間が省ける。抗菌性能も長い耐久性を有している。
 
 
【 抗ウイルス性試験の概要 】

 三菱ケミカルインフラテックは、アルミ樹脂複合板「アルポリック」の抗菌・抗ウイルス効果を以下の方法により99%以上であることを確認した。

〇試験機関 : (一財団) 日本繊維製品品質技術 センタ ー
〇試験方法 : ISO 21702
〇試験ウイルス : Se vere acute respiratory synd rome coronavirus 2 (SARS Co-2)
 NIID分離株 JPN/TY/WK-521
〇試験サンプル : アルポリック 抗ウイル ス・ 抗菌 グレード
〇試験結果 : ウイルス 低減率 99%以上