2021年09月29日 |
「第6回日化協LRI賞」に花王研究所の安保孝幸氏 |
【カテゴリー】:団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日本化学工業協会は29日、“化学物質が人の健康や環境に与える影響”に関する研究で優れた業績をあげたとして、日本動物実験代替法学会(酒井康行会長)の「第6回日化協LRI賞」受賞者に安保孝幸氏(花王安全科学研究所)が決まったと発表した。 受賞テーマは、「 in vitro 眼刺激性試験 Short Time Exposure 法における高揮発性物質の適用範囲拡大と予測性検証」(邦題) 受賞者の安保孝幸(あぼ・たかゆき)氏は、in vitro 眼剌激性試験であるSTE 法に関する研究を精力的に進め、STE 法のOECD テストガイドライン採択に貢献した。その後も研究を続け、高揮発性物質への適用範囲拡大を達成した。 また医薬部外品・化粧品の安全性評価におけるSTE 法のガイダンス策定にも関与し、現在Cosmetics Europe とともにSTE法と他のin vitro 試験法を組み合わせた評価体系のOECD テストガイドライン化に向けて国際的に活躍している。試験法の開発だけでなく、実用化にも大きく貢献してきた。 授賞式は、11月11日~13日にハイブリッド形式で開催されるJSAAE 第34 回大会で行われる。 |