2021年09月29日
三菱ガス化学、オランダにMXDA工場進出
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は29日、欧州でメタキシレンジアミン(MXDA)事業を展開するため、2021年1月をめどにオランダ・ロッテルダム工業地帯に100%出資の製造子会社を設立すると発表した。2024年7月には年産25000トンの新工場を完成させる計画。

 MXDAは合成樹脂、エポキシ樹脂硬化剤、ポリアミド(MXナイロン)、イソシアネートなどに使われ ており、優れた防食性、耐薬品性を持つため、市場では長期的に安定した成長が見込まれている。
 
 既存用途に加え、風力発電用ブレードの補修材用途でも市場が拡がっており、 現地では2024年までに生産能力の増強が必要となっている。

 同社は今年度スタートした新中計に掲げた目標の1つ「競争優位事業の更なる強化」実現につなげる。


■新設子会社の概要
(1) 名称  : MGC Specialty Chemicals Netherlands B.V.
(2) 所在地 : Rotterdam, The Netherlands
(3) 代表者 : Managing Director 佐藤 正敏
(4) 設立  : 2021年 1 月
(5) 事業内容: メタキシレンジアミンの製造および販売
(6) 従業員数: 約50 名(生産開始時点、予定)
(7) 生産開始 :2024 年7月(予定)
(8) 生産能力 :年産25,000MT
(9) 出資比率: 当社100%
(10)資本金 : 1.67百万ユーロ(約 2億円)。今年年11月 85.27百万ユーロ(約 111億円)に増資予定。