2021年09月30日 |
富士フ、豪州VBとiPS細胞再生医薬 製造受託 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フィルムは30日、オーストラリアの再生医療ベンチャーCynata Therapeutics社(Cynata社)と、iPS細胞を用いた再生医療製品の製造受託で基本合意したと発表した。 これに基づき同社は、Cynata 社が保有するiPS細胞由来再生医療製品のパイプラインを対象に、治験薬の製造及び商業生産を受託する予定だ。 Cynata 社は iPS細胞 由来の間葉系幹細胞を用いた 再生医療製品の実用化を目指すベンチャー 企業。これまでに富士フィルムの米国子会社 FCDIが供給したiPS 細胞を用いて、骨髄移植後に発症する合併症「移植片対宿主病(GvHD」を対象とする「CYP-001」や、変形性膝関節症治療を目的とした「CYP-004」などの再生医療製品の開発を行ってきた。同社は、Cynata 社 の成長性に注目し、2017年同社に出資、2019年には「 CYP-001」の開発・製造・販売権を取得した。 今回、同社は、Cynata 社との間で両社の強み・リソースを最大限に活用できる協業の枠組みを構築し、再生医療の産業化を推進していくことにした。 今後同社が開発する「 CYP 001 」を含めた再生医療製品のパイプラインを対象に、治験薬製造及び商業生産をFCDIで受託する予定だ。 ニュースリリース オーストラリアの再生医療ベンチャーCynata社と iPS細胞を用いた再生医療製品の製造受託で基本合意 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1632981921.pdf Fujifilm agrees on core terms with Australian regenerative medicine venture Cynata to… https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1632981921.pdf |