2021年10月06日
横浜ゴム、ゼンリンとタイヤセンサー実証開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:横浜ゴム

 横浜ゴムは6日、地図情報大手のゼンリン(北九州市)の協力を得て、現在開発中のタイヤ内面貼り付け型タイヤセンサーの実証実験を開始したと発表した。実証実験用の車両を用意し、全国で実施する。

 実証実験は、横浜ゴムが開発中のタイヤセンサーと、アルプスアルパイン(東京都大田区)が開発した車載器を実証用車両に取り付け、センサーの市場耐久性や、タイヤ空気圧の遠隔監視システム(TPRS)などの検証・確認を行う。また、空気圧情報とGPS情報による位置情報をゼンリンが有する豊富な地図情報と連携して、新たな付加価値を提案するタイヤビジネスの実現を目指す。

 横浜ゴムの「TPRS」は、CASE、MaaSなど自動車業界が抱える大きな変革に対して、タイヤメンテナンスの省力化や精度の高いタイヤ管理、効率的なメンテナンス計画などを追求するのが目的。車両管理者にとっての有効性を探るとともに、安定的な安心・安全運行や燃費向上など車両保有者にとってのメリットを検証し、ドライバーの安全性や経済性の向上に貢献するビジネスモデルを確立する。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1633507703.pdf