2021年10月18日
ダイセルと金沢大の大型バイオ研究、JSTが採択
【カテゴリー】:行政/団体
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 ダイセルは18日、金沢大学理工研究域の瀧健太郎教授(機械工学系)などと九州dで進める新規改質セルロースの開発計画が、科学技術振興機構(JST)の令和3年度 最適展開支援プログラム(A-STEP)の新規課題として採択されたと発表した。
 
 課題は「バイオマスプロダクトツリーを実現する新規改質セルロースの開発」。

◆A-STEP 令和3年度 新規採択課題(詳細)
 https://www.jst.go.jp/pr/info/info1520/pdf/info1520.pd
 
 今回採択された課題は、人類がこれ以上地球に負荷をかけることのない未来社会を目指すバイオマスプロダクトツリー構想を実現するために、木材や綿花などのバイオマス資源から効率的に製造される、成形加工性と海洋分解性に優れた新規改質セルロースを開発するもので、具体的には,新規改質セルロースの連続製造プロセスのセンシング技術、低コスト・省エネルギー化、ワンウェイ用途のプラスチック製品に対応した成形加工性を実現する物性制御技術などについての研究開発をめざす。
 
 ダイセルと金沢大は長年にわたりセルロースを中心に共同研究や人材交流を続けてきた。2018年に包括連携協定を締結し、2019年には「先導科学技術共同研究講座」を設置し、セルロース系の脱ヒ素浄化材の開発やバイオマス由来プラスチックの研究に取り組んでいる。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1634534169.pdf