2021年10月19日 |
帝人、米国の高耐熱プリプレグ 生産能力2.5倍増 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は19日、炭素繊維に樹脂を含浸させた高耐熱熱硬化プリプレグの需要が好調なため、米国のグループ会社であるRenegade Materials Corporation(レネゲード社)が、400万ドルをかけてオハイオ州マイアミズパークの工場の生産能力を現有設備の2.5倍に拡大すると発表した。 工事はすでに2020年3月から着工しており、2022年1月に完工の予定。 レネゲード社は、1993創立の樹脂メーカーを母体として2007年に設立された航空・宇宙用途向け高耐熱熱硬化プリプレグメーカーで、耐熱性樹脂には豊富なノウハウを有している。 とくに、ポリイミド樹脂による高耐熱性および熱サイクル耐性のプリプレグ製造に優れた技術をもち、欧米をはじめとする航空機メーカーや航空機用エンジン関連メーカー向けに豊富な実績を有している。 なお、帝人グループは、10月19日~21日、米国 テキサス州ダラスで開催される複合材料と最先端技術に関する展示会「The Composites and Advanced Materials Expo(CAMX)」にレネゲード社の高耐熱熱硬化プリプレグを出展する。 |