2021年10月20日

三菱ケミHD、2050年カーボンニュートラル実現へ

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：三菱ケミカル

三菱ケミカルホールディングスは20日、 2050年のカーボンニュートラル実現に向けた方針を策定した。同社は2020年2月に 発表した中長期期経営基本戦略「 KAITEKI Vision 30」で、 GHG（温室効果ガス）インパクトニュートラルが達成されていることを 2050年にめざすべき社会の一つの条件として掲げ、実現のための施策に取り組んできた。今回、世界各国・地域の状況を踏まえて、グローバルな GHG削減目標（Scope 1～2）と方針を策定した 。 ◆2030年度までに温室効果ガス（ GHG）排出量を、グローバルで 29％削減（ 2019年度比） 　製造プロセスの合理化、自家発電用燃料転換等による削減のほか、2030年度における世界各国・地域における電源構成に基づくCO2排出係数（外部要因）を前提として、2030年度までにグローバルにおける GHG排出量を 29％削減（2019年度比）する。 ◆2050年までに GHG排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルを達成 　各国政府・機関・企業等 のイニシアティブによる 以下の条件（外部要因） を前提として、製造プロセスの合理化継続、バイオマス原料の活用や CO2の原料化等のイノベーションの実装、さらには植林等によるカーボン オフセットを含め、 2050年までに GHG排出量を実質ゼロとする。 （外部要因） ▽CO2フリーの電力供給 ▽水素・アンモニア等のサプライチェーンの確立及び低価格化 ▽カーボンニュートラルに向けた研究開発・設備投資への補助 等 　同社はこれらのカーボンニュートラル目標を達成するために、2030年までに約1000億円の設備投資を見込む。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1634707817.pdf